コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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学級Webページ充実講座〜ネットコミュニケーションスキルの教育のために〜

第1回 Webページ更新で得られるもの

●更新してますか

 情報の授業で作ったクラスや部活のwebサイト、更新してますか?

 総合学習の時間やクラブなど課外活動で、webサイトを作ることは広く行なわれて います。しかし、作り方を覚えるというスキル教育が優先され、サーバにアップし、PCで見てみる、という段階でゴールとなってしまうことも多いもの。

 「あくまでも授業の一環だから、とりあえず完成させたきりそのまま」「どうせ外部からはアクセスできないから、放置しておいても大丈夫」「学校全体の公式サイトを担当の先生がやっているから、みんなそっちを見ればいい」「忙しい」「めんどうくさい」……理由はさまざまありそうですが、せっかく作ったwebサイト、何かに活かせたらいいですよね。

●なぜ更新が必要なのか

 日々子どもと接する中で実感していることでしょうが、子どものITスキルは大人の想像をはるかに超えています。サイト作成の技術なら、教えれば教えるだけ吸収して気持ちがいいほど。そんなスキルを活かして個人サイトを持っている子どももいますよね。また、今は持っていなくても、レンタル日記サーバやブログの浸透で、今後「日記サイト」を持つようになる子どもも増えるでしょう。

 当たり前のことですが、個人サイトを持てば、誰もが「サイト管理者」になります。webサイトを継続していくこと、ネット上で表現活動をしていくこと――、こういったことはともすれば、良くも悪くも予測不可能な展開をするかもしれません。  日々、子どもと一緒にサイトを更新していくことで、サイト作成の技術という「枠組み」だけでなく、更新する・管理するという「中身」について考え、実体験を重ねてもらいたいと思いませんか?

●更新する前に

 だけど、いざ更新しようと思っても、「どんなテーマや題材にしたらよいか」「どんな構成にしたらよいか」「ネタ探しはどうするか」……そこを決めてからじゃないと子ども達に提案もできません。テーマを決めなきゃ何もできなくて当然です。

 では、どうやってテーマを決めましょうか。

■□■ 1. 閲覧者を想定する

 最初にやるべきことは、想定される閲覧者を明らかにすることです。ただしこの時、「誰に見てもらいたいか」ではなく「誰がアクセスしてくるか」という現実的な視点を忘れないでください。

 授業やクラブで作ったサイトは、広く一般に公開しないことが多いのですから、このコラムでは、原則として、閲覧者が限られているサイト――閲覧しようとすると「パスワードを入力してください」というウィンドウが出る「要パスワード型」や、特定のドメインを持っている人しかアクセスできない「ドメイン指定型」など――であることを前提にお話しします。子ども達の最初の体験には、ある程度安全な環境を提供してあげてほしいからです。

〜 メモ 〜
 民間企業のサーバを使っているなら、パスワードを設定し、さらに、検索ロボットにひっかからない設定もしてください。めんどうかもしれませんが、のちのちになって、「誰がどんな目的で閲覧するか分からない状態はどんな危険をもたらすか」ということを子どもと話し合ういいきっかけにもなります。



■□■ 2. 閲覧者をしぼりこむ

 これで、アクセスできる人が決まりました。多く見積もっても、校内にいる人(現役の児童生徒と教職員)、パスワードを持っている人(卒業生や保護者)、指定されたドメインを持つ人です。
 ここまで分かれば、閲覧者が何を求めてサイトを訪問してくるのか、見当をつけるのは比較的簡単です。また、学級・部活サイトで閲覧者に何を伝えたいのか、しぼりこむのも難しくありません。

 現役の児童生徒と教職員には、意見交換などコミュニケーションできる場所が必要です。
 卒業生や保護者には、学校や授業の現状を知らせたいもの。
 地域住民にもアクセス権があるかもしれません。学級・部活サイトをきっかけに地域との交流ができたらいいですよね。

 どうやらテーマが見えてきました。

 

 ―つづく―

 

●学級Webページ充実講座は、毎月、第1週・第3週の火曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、10月19日(火曜)の予定です。シリーズ回数は、8回前後の予定です(※なお、ライターの都合で、回数が増減することも、あります。お楽しみに。)。

 




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