コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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学級Webページ充実講座〜ネットコミュニケーションスキルの教育のために〜

第7回 子どものためのポータルサイトにしよう

 これまで、写真や日記のページを子どもたちと一緒に更新していくことについて、つまり、子どもたちを「未来のWebページ管理者」と考えて指導することについて考えてきました。
 今回は、ネット利用者としての子どもたちに、ネットサーフィンの心得を教えるきっかけを考えていきましょう。

● ポータルサイトとは

 「portal site」と書きます。portalは門、入り口、出発点などの意。つまり、ネットの世界に出ていく際、入り口や出発点となるサイトのこと。
 具体的な例を挙げると、『Yahoo! JAPAN』、『Excite』、『MSN Japan』、『AOL』、『So-net』のような、検索エンジンとリンク集を中心とするページです。インターネットへの入り口として、Webにつなぐと最初にポータルサイトが開くようにしてある人が多いでしょう。

 今回のねらいは、学級Webページを、受け持ちの子どもたちのためのポータルサイトにしてしまうことです。

● リンクページ

 ポータルサイトには検索エンジンがあるのが一般的ですが、これは今のところ措いておきましょう。それよりもリンク集です。

 まずは学級Webページ内に、「リンク」というページを作ってください。
 この『コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes』でいうなら、「リンク」のページ( http://www.helpfulnotes.info/link.html )、あるいはトップページ( http://www.helpfulnotes.info/ )の下部にある「カテゴリ一覧」のコーナーのようなページです。

 子どもたちは、学級Webページのリンクページをポータル(出発点)サイトとして、そこからリンクされているページをたどってネットの世界に出ていくわけです。
 よく知っている先生がリンクしているページですから、子どもも保護者も安心して使えますよね。

● どんなサイトをリンクする?

 単純に、「調べ学習や毎日の宿題に使えるサイト」では不充分です。何よりもまず「安全」「安心」を第一条件に探してください。コンテンツ全体に目を通すのはもちろん、サイト内の広告やリンク先にも目を光らせましょう。

 『A』というサイトが優良で安全でも、そこで紹介されている『B』というサイトがバナー広告満載だった、あるいは『B』が紹介しているリンク先にあやしいページが混じっている、などのケースに注意です。

 「子ども向けサイト」などのキーワードで検索すると、安全で安心で役に立つサイトを集めたページがたくさん出てきますので、参考になさるのもよいでしょう。
 ただ、どこかのページの「リンク集」を丸写しするのはマナー違反です。

 リンクに際しての基準は、先生ならではのものを設けてください。「役に立つ」「安全」「安心」と一言で言っても、レベルはさまざま。
「このレベルの“危険”なら、うちの子たちは回避できる」
「この程度なら口頭で指導できる」
など、クローズドな学級Webページならではの基準があると思います。
 以下、先生なりの基準を考える際に参考になるようなサイトをご紹介します。

【Yahoo!きっず】 http://kids.yahoo.co.jp/
Yahoo! JAPANの子ども版。よみがなツールのサービスがおためし版としてスタートしています。(05年1月現在)

【キッズgoo】 http://kids.goo.ne.jp/
gooの子ども版。安全なページしか表示しない検索エンジン搭載。

【文部科学省こどもホームページ】 http://www.mext.go.jp/kodomo/
選択画面の次にトップページが現れます。リンク集が参考になります。

【[子供向けサイト]All About】http://allabout.co.jp/children/childsite/
 このページのコンテンツそのものはすばらしい。ただし、一般の大人が見ることを前提にした『All About』のほかのページへのリンクがたくさんあるので、エンターテインメント(アダルト含む)や恋愛(不倫・婚外恋愛・浮気含む)のページにすぐ行くことができる点に注意。

● 紹介するページの数

 最初は3つあればいいです。「え? たった3つ?」と思われるかもしれませんが、欲張るといつまでもリンク集のページを開設できません。  先生が見て「これなら安心」「これはおもしろい」と思ったページを3つ集めてください。

 探し始めると分かることですが、責任を持って推薦できるWebページを見つける」のはなかなか大変な作業です。

 とりあえず3つ見つけたらリンク集のページを作り、あとは先生ご自身の日々のネットサーフィンで見つけた優良サイトを少しずつ増やしてください。  時間がたつにつれ、充実したリンク集=子ども達のポータルサイトになっていきます。

 また、リンク集のページで紹介したWebページは、定期的に見に行って内容をチェックしてください。いつの間にか閉鎖されていた、ならまだいいのですが(それでも避けたいことですが)、閉鎖のあと、同URLを別の管理人が使うようになり、サイトの内容が一変していた――という状況は避けたいもの。

● リンクするに当たって

 いいと思えるサイトを見つけたら、そのサイト内にあるリンクについての注意書きを見つけましょう。大きなサイトなら「リンクについて」「ご利用にあたって」などのページにリンクの条件が書かれています。

 特にそのようなページがなくても、トップページなどに「リンクはフリーです」「リンクの際はご一報ください」「リンクはフリーですがトップページにおねがいします」など、お断りが書かれていることが多いようです。
 「リンクの際はご一報を」と書かれていたら、「わたしのページにリンクをはらせてください」とメールを送るのがマナーです。
 以下、リンク依頼メールのひながたをご紹介しますので、適当にアレンジしてお使いください。


 お忙しいところ失礼いたします。
いつも貴サイト『○○○』を楽しく拝見しております。
私は××小学校で教員をしております、P山Z子と申します。

総合的な学習の時間に、子ども達と学級Webページを作っていますが、
このたび、その学級Webページ内に、
リンク集のページを作ることになりました。
貴サイト『○○○』をリンクさせていただけないでしょうか。

こちらの学級Webページを先にお見せするのが筋ですが、
授業で作っているページであるため、閲覧に制限があります。
(IP許可制、パスワード制など、制限方法について説明)
閲覧者は、
××小学校教職員、受け持ちの子ども達と卒業生、その保護者です。


お申し付けくだされば、トップページおよび、
「△△」「■■」のコーナーのファイルを圧縮してお送りします。

ご高覧の上、リンクのご許可をいただければ幸甚です。
(署名)

 



 まっとうなサイト管理人なら、教育に関する事業でのリンクは無条件に許可してくれるはずですが、絵画・写真・音楽など、著作権所有者が別にいる素材を多く扱うサイトの場合、断られるかもしれません。

 また、ちょっと気難しい管理人なら、「先にそちらのページを見てから判断したい」と言ってくるでしょう。
 その場合は、ひながたにもある通り、見せても差し支えないページのファイルを圧縮してメールに添付して送りましょう。写真データは送らなくてかまいません。
「写真も含め、全てのコンテンツを見たい」「閲覧許可をくれ」と言ってくるようでしたら、リンクはあきらめたほうがいいかもしれません。

 内容がいいサイトで、しかも「リンクはフリーです。連絡も不要です」なんて書かれていたら一番いいですね。
 最近はそういうサイトも増えていますし、優良サイトであればあるほど、その傾向も高いようです。

 時おり、
「当サイトに掲載されている情報は著作権法により保護されています。権利者の許可を得ることなく第三者に譲渡、販売、コピーなどをすることは禁じられています」
 という表現を見かけますが、これはリンクの話ではありません。
 簡単に言えば、サイト内に書かれている文章を丸写ししたり、サイト内で紹介されているデータを勝手に流用したり、サイトの構成をそっくりにしたりすることを禁じているものです。


 ご参考までに。

ITの基礎知識を紹介するガイド『はじめの一歩』から
【リンクに許可は必要?】
http://www.ippo.ne.jp/g/67.html

 ―つづく―

 

●学級Webページ充実講座は、毎月、第1週・第3週の火曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、2005年1月18日(火曜)の予定です。シリーズ回数は、8回前後の予定です(※なお、ライターの都合で、回数が増減することも、あります。お楽しみに。)。

 




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