コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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学級Webページ充実講座〜ネットコミュニケーションスキルの教育のために〜

第8回 思い出の場所としてのWebページ

 Webページは、常に新しい情報を発信できるという利点のほかにもうひとつ、古い情報をいつまでも残しておけるという利点があります。
 少しずつ蓄積したデータが、いつの間にか膨大なデータベースになるのと同様、少しずつ書き溜めたり撮り溜めたりした文章や写真が、かけがえのない思い出の宝庫になるのです。


● データはバックアップを

 Webページのデータはすべてバックアップを取っておいてください。ご自分のPCや、Webページを置いているサーバに、トラブルが絶対にないとは言い切れないからです。  更新とバックアップの上書き保存をセットにして行なう習慣をつけることをおすすめします。

● 更新が終了したら

 さて、そうして更新とバックアップの上書き保存をしていくうち、最後の更新が来ます。年度末です。授業で作るページですから、年度終了と同時に更新も終わる理屈です。  学級が持ち上がりなら、そのまま継続したほうがよいですが、それでもいつかは終わるもの。  さて、更新が終了したら、そのページはどうしますか? 学級が終わるのと同時に閉鎖してしまいますか?

 「終了」したのではなく、「完成」したのだと考えてください。完成品を捨てるなんて、もったいない!

 最終更新日を表記することについては以前に触れましたが、更新が終了したら、最終更新日のところに「更新終了」と書いて、そのまま残しておきましょう。  極端な話、「更新終了」なのですから、もうあとは放置しておけばよいのです。余力があればときどき覗いてみて、誤字脱字や、よりよい表現に気づいたら直す、という程度でけっこうです。

 たまには、リンク先が切れていないかどうかのチェックをしたほうがよいですが、それも大変なら、トップページに、 「ここに掲載されている情報は、すべて最終更新日の時点での情報です。その後、変更などが生じている可能性がありますが、当時のままに残してありますので、ご了承ください」  と、お断りを入れておけば大丈夫。ただ、リンク先がおかしなサイトに変わっていたら、手直しも考えたほうがようかもしれません。

● Webページのお引越し

 このコラムでは、学校や各自治体・教委が用意したサーバを使うことを前提にお話しています。  残念ながら、そのサーバを使う日にも終わりが来ます。すなわち、先生の配転や退職等の日です。

 ですから、完成品は別の場所に引越しさせておきましょう。ぜひ新しいサーバを借りて先生の個人サイトを開設し、そこに完成品を移植してください。
 パスワード制にして、学級がお別れするときに、子ども達に先生の個人サイトのURLとパスワードを与えるようにすればよいでしょう。

 ここで、取っておいたバックアップが威力を発揮するわけです。  新しいサーバを借りたら、バックアップしてあるデータをそこに丸ごと突っ込んでパスワードを設定するだけでできあがりです。
 念のため、検索ロボットが来ない設定にしておくこともお忘れなく。

【検索ロボットの拒否 〜 超簡単HTML基礎「METAタグ編」】
http://homepage3.nifty.com/f-page/hp/html/meta01.html

● 先生の個人サイトとして

 ところで、学級Webページを授業で作るのは今年だけではありません。その後も、新しい学級で新しいページを作っていくことになるでしょう。そしてまた、更新が終了し、ひとつの学級Webページが完成する日が来ます。

 さて、その新しい「完成品」はどうしましょうか?

 新しく借りたサーバでは、学級Webページではなく、「先生の個人サイト」を開設してください、と上で述べたのは、毎年度末にできあがる新たな完成品のためです。

 トップページに、「今までP山Z子が担当してきた学級のページを集めたサイトです。あなたの学級をクリックしてパスワードを入力してください」等のおことわりを書き、「2004年度〜2005年度××小学校4年2組〜5年2組」「2006年度△△小学校5年」……とメニューを並べればよいのです。  これなら、子ども達に教えるのは、常にトップページのURLで済みます。
 言うまでもないことですが、パスワードは学級ごとに変えてください。





 どんどん増えていく計算になりますので、サーバの容量を越えるようでしたら、背景に画像を使うのをやめる、写真を小さくする、などの工夫でデータを軽くしてください。

● 終わりに

 8回にわたった連載も今回が最終回です。  写真が多く視覚的に楽しいページ、学級通信などの情報をWebでも読めるようにしておくページ、文章が多く読み応えのある日記や投稿のページなど、日々の更新のコツをお話してきました。
 いっぺんに全部するのは大変でしょうから、「これならできそう」とお思いになったものから気軽に着手してください。
 年度末に完成した学級Webページを見たときに感じる達成感や充実感は格別です。

 別サーバに移植した完成品は、もう更新のないサイトですから、子ども達が訪問してくることもあまりないかもしれません。でも、このサイトは、常に新しい情報を提供するサイトではなく、「いつでも帰れる思い出の場所」としてのサイトなので、何ヶ月も誰も来なくても、気にする必要はないのです。
 見てもらうことよりも、存在することそのものに意義があるサイトと言えるでしょう。ある意味、とっても贅沢なサイトです。

 贅沢サイトの完成をめざして、子ども達と一緒にどんどん更新してくださいね。


 ―おわり―

 

 




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