コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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Helpfulnotesのインターネット探検

第5
『野鳥と教育』

    http://homepage1.nifty.com/bird-edu/

 野鳥と自然を愛する小学校の現職教員“tetsu”氏による、小学生や学校関係者むけのサイト。理科や環境教育の調べ学習にぴったり。ダウンロードできる教材も。

■「野鳥を学ぶ」

 このサイトは大きな柱がふたつあるが、ひとつは、自然のバロメーターである野鳥の魅力を写真で紹介する「野鳥を学ぶ」だ。

 ここの「小さな写真展」は、陸の鳥と水辺の鳥に分かれている。それぞれの鳥について、見分けるときのための助けになるような外見の特徴、全長・翼長・体重、生態、漢字での表記(ヒバリなら「雲雀」等)が記されている。
 写真と名前だけでなく、こうした解説がついているため、インターネット上の事典として非常に有益だ。

「小さな写真展」の「陸の鳥」から「ヒヨドリ」のページ


 紹介されている鳥の種類は171種(2005年7月13日現在)なので、知らない鳥を見かけたときに、色は何色か、(あれば)どんな模様だったか、くちばしの形は、大体の大きさは……と、外見上の特徴を記憶しておいて、ここで探してみると楽しい。

 testu氏はときに、自治体から依頼を受けて鳥類調査を手伝うこともあるという。ここに掲載されている写真は、そんな調査の合間をぬって撮影されたものも含まれているそうだ。

 ところで、当然のことながら、野鳥は人間の目の前でのんびりとくつろぐようなことはしない。鳥の姿をはっきりと見てとり、身体的な特徴をとらえるのは、なかなか難しいことだ。

 が、鳴き声を聞き取ることは比較的容易。このサイトでは、写真に音符マークがついている鳥については鳴き声も聞けるので、目からも耳からも学べる。


 さて、調べ学習等で野鳥について調べていると、どうしても専門用語など難解な言葉にぶち当たることが多い。
 そんなときは「物知りはかせになろう」の「野鳥用語辞典」。野鳥に関する生物用語、観察用語などの中から、重要なものを解説してあるので、ここで調べて、学習を先に進めよう。

 

 

「野鳥用語辞典」のページ
 
「野鳥用語辞典」のページから「あ」のコーナー



■「自然を学ぶ」

 このサイトのもうひとつの柱が、いろいろな角度から田んぼを紹介したり、環境教育に使える素材や教材を提供したりする「自然を学ぶ」。

 「身近な自然に興味を持ってもらいたい」というtetsu氏の研究・実践や自作教材から、氏自身の視線が、常に自然や生命に向けられていることがよく分かる。
 事実、
「今時、自然を大切にする先生がいると思うとうれしい」
 という感想が寄せられたこともあるとか。

調べ学習支援ソフト「せいめいたんじょう」トップページ


 自作教材は誰でも授業で使っていいそうだ。中でも、「せいめいたんじょう」(小学校5年、理科)と「宮城県北の方言」(同4年、国語)はダウンロード可能。

 「せいめいたんじょう」は子どもだけで操作できる。“調べ学習支援ソフト”と謳われているが、調べ学習に利用するだけではもったいない。
 このソフトの中に書かれていることを一通り読み、「わかったこと」をまとめるという自習にも使うのも良いだろう。


 「せいめいたんじょう」のほか、「ハクチョウはかせ」「伊豆沼クイズ」(ともに全学年、環境)も子どもだけで見たり操作したりできる。
 ただ、「伊豆沼クイズ」は地元の子どもでなければちょっと難しい。それでも問題7〜10はハクチョウに関するクイズなので、このあたりはそれぞれの学校の状況に応じて、アレンジして使うと良いかもしれない。


 さらに、子どもの興味を鳥に向けるきっかけとして参考になるのが、「環境教育素材集」の「記念授業記録(真山小)」。
 「バードウォッチングの楽しみ方」をテーマに行なわれた授業の記録で、メーンは双眼鏡を使っての山の観察だが、導入で行なわれた、鳥の鳴き声をカタカナにしてみるという作業は教室内でもすぐにできる。

 鳴き声に耳を傾け、文字にしてみることで、聞き分けができるようになれば、鳥への興味はぐんと増すだろう。

■ちょっとした心配り

 内容とは直接関係のないことだが、子ども向けページでは、難読漢字を多用しない、やむを得ない場合はルビを振る、という配慮が心憎い。

 さらに、このサイトの中を探検していると、サーフィンのしやすさにも気づく。
 どのページにも、
「ホーム」(トップページに戻る)
「前へ」(同階層内の前のコーナーに戻る)
「次へ」(同階層内の次のコーナーに進む)
「上へ」(ひとつ上の階層に戻る)
 のボタンがついているからだ。

下部に揃う「前へ」「ホーム」「上へ」「次へ」のボタン。これがあるので、
ブラウザの「戻る」ボタンを何度もクリックするわずらわしさから解放される

 こういうちょっとした心配りがあるかどうかで、子どもにとっての使いやすさは格段に違う。子どもだけでなく、一般ユーザのストレスだって激減するというものだ。


つづく

 




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