コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


提案1: 新聞を作ろう
 PCを使って個人新聞や歴史新聞などを作ります。

第2回 編集会議

■編集会議

 「第2回編集会議では、以下のことを決めます。
○レイアウトのラフ案
○トップ記事、その他記事、読み物などテキスト素材のテーマ(新聞の主題やトップ記事の内容に沿うもの)
○広告3種(題字横、1面・2面下4分の1)
○新聞題字、写真(イラスト)、地図・図表、タイトルカットなどビジュアル素材の概要

 かなりたくさんのことを決めますので、授業で議題を提示し、軽く話し合わせてから先生が簡単なディレクションをしてまとめ、「詳細は次回までに決めてくるように」と宿題にしてもいいでしょう。

 記事の本数は、A4両面印刷の2ページ構成ですので、トップ記事、関連記事、その他読み物を合わせ、5〜7本ぐらいが適当です。記事の本数をあまり減らすと、1本あたりの文字量が増えて、記事作成=作文にかなりの時間を要してしまいます。
 テキスト素材は各自最低1本は担当するようにし、誰がどの記事を担当するか決めます。ビジュアル素材の割り当てももちろん決めてください。

 内容を決め、実際に記事や画像を作成していく過程は、「調べに始まり、調べに終わる」と言えますので、今回の指導の中心は「インターネットの活用」「紙資料とネット情報を上手にあわせた調査」「情報の取捨選択」です。

 以下、今回決めることを項目別に少し詳しく述べます。

■レイアウトのラフ案

 新聞のレイアウトには細かいルールがあり、読むほうにもその決まりがしみついています。一見乱雑に組まれているような記事でも、無意識のうちにスムーズに読み進んでいるのはそのため。細かいルールは、読者が読み誤りをしないようにするための“思いやり”です。
 とは言え、ここでそのルールすべてを指導している時間はありません。以下にレイアウト案の例を挙げますので、活用してください。

 なお、一般的なワープロソフト(ここではMicrosoft Word)を使って制作しますが、あまりに高度なテクニックを使うと、Wordの指導だけでやはり膨大な授業時間数が必要になるので、ここでは簡単に作れるよう、“外国の新聞ふう”な横書きのものにしてあります。
 2面の「その他記事3」のスペースは、状況に応じて4コマ漫画のスペースにできます。
「1面」
「2面」


※画像をClickすると…

上記、それぞれの「1面」「2面」の画像上でClickすると、ワードのファイルが開き、拡大してご覧になることができます。ワードファイルのメニュー「ファイル」
→「名前を付けて保存」によりダウンロードができます。 非商用については自由に使用することができます(商用は不可)。ただし、ライターの著作権までは、放棄していませんのでご注意ください。

■トップ記事とその関連記事(1面掲載)

 たとえば『フランス革命新聞』なら、「バスティーユ陥落を報じる号」「テニスコートの誓いを報じる号」など、トップ記事のテーマを決めます(ここでは「バスティーユ陥落」とします)。

 レイアウト案を見ながらだいたいの字数・行数をカウントして、この文字量におさまる原稿を書きます。書きながら字数のカウントをしなくて済むよう、テキストソフトやワープロソフトを使い、文字数・行数を設定して書くことを指導してください。

 トップ記事が決まれば自然に発行日も決まります。時系列がおかしくならないように気をつけながら、「関連記事1」「同2」を作成しましょう。バスティーユ陥落の時点では、たとえば「国王と王妃はどうなるのか」などは誰にも分かっていません。この視点を忘れないよう指導してください。

■その他記事、読み物などテキスト素材(2面掲載)

 レイアウト案にある2面の「その他記事1」は、同時期に起きたほかの事件を伝える記事がベストです。現代の新聞の「社会面トップ」「国際面トップ」「経済面トップ」などに該当するようなものを1本用意してください。
 「その他記事2」「同3」については、「その他記事1」の関連記事である必要はありません。もちろんニュースでなくてはなりませんが、ほのぼのエピソード、天気情報、外国の動向など、ネタは広く求められます。

 お気づきでしょうが、2面の記事を書くに当たっては、当時の詳細な調査が必要です。1面記事の執筆よりも大変かもしれません。なので、授業時間数が少ない場合は、A4片面印刷の1面のみの新聞制作に切り替えてもかまいません。

■広告

 テキスト素材の作成と同様、ここでも徹底的に「調べ学習」します。

 ページ下4分の1は広告スペースです。どんな広告を載せるかも決めなくてはなりませんので 実際の新聞を見て研究させてください。商品広告ばかりでなく、書籍、雑誌、旅行、コンサート、展覧会、不動産、たずね人、はては自分の「意見」を世間に広く知らしめる意見広告などなど、広告が扱うモノは実にさまざま。

 当時のフランスで流行していたり、話題になったりしていたものの広告なら申し分ありませんが、政情不安定なフランスに何かを呼びかける外国政府からの意見広告でも楽しいかもしれません。

■新聞題字、写真(イラスト)、地図・図表、タイトルカットなどビジュアル素材

 イラスト・図表・地図などのカットも必要。特にトップ記事には必ずカットをつけてください。この場合、バスティーユ陥落の模様を描いたイラストでいいでしょう。4コマ漫画1本は状況に応じて作成してください。

 手で描くなら、のちほどスキャナで取り込みます。レイアウト案を見て大きさの見当をつけ、どの程度細密に描き込むか考えておきましょう。  デジタル描画ツールを使って描くなら、最初からサイズを合わせておいたほうが後々の作業が楽です。

 ビジュアル素材は紙面に重大な影響を及ぼすものですので、次回詳しく取り上げます。


つづく

 

■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

情報科サブノート


●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、4月8日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。

 




Copyright (C) 2005 helpfulnotes. All rights Reserved.

 

 

GIF89a!,L;