コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


提案3: 検索の達人をめざせ
 自主学習に検索エンジンを利用しよう
 調べ学習にネットを利用します。



第3回 この情報は信用できる?

 前回、検索して見つけたページが信用できるかどうか判断するひとつの材料として、サイトポリシーや管理人の自己紹介を読むことをおすすめしました。
 今回は、一歩進んだ「判定基準」についてお話します。

■確実なのは法人のサイト

 検索して見つけたページの「ドメイン」を見てみましょう。

 ドメインとは、簡単に言えば、トップページを表示したときに出るURLの最後の数文字です。
 ここで、このサイトを管理運営している人や団体が、どういう種類のものか、ある程度は分かります。

 ドメインには、日本の法人でないと取れなかったり、ある程度の審査や基準が要求されたりするものと、誰でも取れるものがあります。

 法人でないと取れない・審査や基準が要求されるドメインは、おもに以下のとおりです。

.ed.jp……幼稚園・保育園・小・中・高など初中等教育機関
.ac.jp……大学など高等教育・学術機関・学校法人
.go.jp……日本の政府組織、独立行政法人など
.or.jp……財団法人、社団法人、非営利法人、また、国際機関・国連・外国政府の在日公館など国際的な公的機関
.lg.jp……地方自治体
.gr.jp……法人格のない任意団体(同窓会・町内会・ボランティアの市民グループなど)
.co.jp……営利法人・会社組織(有限会社・株式会社など)


 以上のドメインを使っている管理運営者は、ドメイン取得のときにそれなりの審査を経ています。


 社会的信用や責任を一定以上負っていて、公正な情報を提供することを期待される団体が運営しているサイト=信用できるサイトと考えて差し支えないでしょう。

 「営利目的の会社が使う『.co.jp』も公正な情報?」と思うかもしれませんが、「チョコレートの製造過程を調べる」といった課題で、いくつもの製菓会社のサイトに当たるのは、むしろ自然ですよね。
 一般に、企業はサイトで提供する情報にかなり気を使っています。ウソの情報を流したら、顧客が離れてしまいますから。
 ただし、「都合の悪いことをわざわざ書くようなことはしない」「都合の良いことは大々的に書く」という企業も残念ながら存在しますので、企業サイトで調べ学習する場合は、一社だけでなく同業他社数社のサイトに必ず当たってください。

 では、クイズです。
 以下のURLは、どこの団体のものでしょう?(答えは最後に)


1) http://www.u-tokyo.ac.jp/
    ヒント:「.ac.jp」ということは、大学?

2) http://www.mext.go.jp/
    ヒント:「.go.jp」ということは、政府組織?

3) http://www.nhk.or.jp/
    ヒント:「.or.jp」だから、何かの法人?

4) http://www.asahi.com/
    ヒント:「.com」だけど……個人が取ったドメイン?
    それとも覚えやすいからあえて「.com」にした企業?

5) http://sonybank.net/
    これも、個人か法人か……?

6) http://www.helpfulnotes.info/
    これも迷いますね。


■個人サイト 〜 調べ学習に使うには慣れと見極めが必要

 ふだん見かける、誰でも(もちろん個人でも)取れるドメイン(=見極めが必要なドメイン)は、以下のようなものが多いですね。

.com
.jp
.info
.net  などなど……


 ただし、「覚えてもらいやすいから」という理由で、社会的信用を得ている企業や団体でも、「.com」「.jp」「.info」「.net」を使うことがよくあります。

 また、よく見かける「.ne.jp」(「so-net.ne.jp」や「ocn.ne.jp」など)は、不特定多数の人に向けたネットワークサービスです。
 これがURLに入っているサイトは、“Webサイトのための場所”を借りて開設されたサイトなので、管理運営者は個人である可能性が非常に高くなります。

 同様に、無料ホームページサービス「.geocities.jp」「.hp.infoseek.co.jp」「tok2.com」などがURLに含まれている場合も、まず個人です。

 個人サイトだから信用できないというわけではありません。
 むしろ、非常に詳しく、かつ、更新が早いサイトは、個人のものであることのほうが多いくらい。

 研究論文などを書く場合に、データ源として認められないことが多いのも事実ですが、個人的な利用において、自分の責任で見極めて楽しむ、と自分の考えをきちんと持っていれば、個人サイトほどおもしろいサイトはありませんよ。

■更新日を見る

 ほしい情報が掲載されているページが見つかったら、そのページの更新日を探しましょう。

 ドメイン使用料やプロバイダ料金等、サイトを維持するためのお金を払ってさえいれば、一度アップした情報は、アップした人が削除しない限り、Web上に残ります。また、古い掲示板を記録としていつまでも保存しておくこともよくあります。
 従って、何年も前に作られたページでも、そのまま残り続けていることがザラにあるのです。

 古新聞・古雑誌なら、一目で「これは古いニュース」と分かりますが、Webサイトでは見分けがつきません。

 慣れてくれば、更新日が書かれていなくても、「これは古そう」「これは新しいな」となんとなく分かるようになってきます。

 繰り返しますが、ネット検索には慣れが必要。達人になるための一番の近道は「慣れること」です。
 おもしろい・興味深い情報をいろいろ探しながら、自然に達人になっていってください。

【クイズの答え】
1) http://www.u-tokyo.ac.jp/
   東京大学

2) http://www.mext.go.jp/
   文部科学省

3) http://www.nhk.or.jp/
   NHK

4) http://www.asahi.com/
   朝日新聞社

5) http://sonybank.net/
   ソニーバンク

6) http://www.helpfulnotes.info/
   当サイト「コンピュータと情報教育のためのhelpfulnotes」


■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

情報科サブノート


 

●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、9月9日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。

 




Copyright (C) 2005 helpfulnotes. All rights Reserved.