コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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提案4: 文化祭のペーパーアイテムを作ろう
 PCを使って文化祭のチラシや招待状を作ります


第3回 招待状-1

 学校見学を考えている受験生がいそうな中学校や、お世話になった先輩方、転任・退職した先生方に、文化祭への招待状を送りましょう。
 チラシでは人目を引く効果を考えましたが、ここでは、「あらたまった文章で」「必要な情報を欠かさず伝える」ことを考えます。


文化祭への招待状。
「いつ」「どこで」「なにが」行なわれるのかが一目で分かるように作ろう



■はがきの招待状

 一番手っ取り早いのは、Wordを使ってはがきの招待状を作ることです。はがきを作るためのページ設定の仕方はすでに、「名刺を作ろう」の第4回「応用して夏休みの課題に」で述べましたので、ここでは省略します。

 今回の主目的はあらたまった文章を書くこと。手紙、特に招待状のルールとWord操作を並行して教えてあげてください。

 手紙は、

・頭語:「拝啓」など
・前文:時候の挨拶など
・本文
・末文:「末筆ながら〜〜〜皆さまによろしくお伝えください」など
・結語:「敬具」など
・後付:日付、差出人の名前、宛名など



 で構成されますが、招待状の場合、末文は不要です。その代わり、後付のあとに、招待する催しの開催日時と場所を記します。

 今回ははがきの招待状ですから、あまりたくさんの文字数を詰め込むととても読みにくくなります。前文と本文はなるべく簡潔に。はがきの場合は、末文だけでなく後付も省略してかまいません。

■手紙ルールの自動入力機能はオフに

 Wordを開いてはがき設定にしたら、「ファイル」→「ページ設定」→「印刷の向き」で「縦」を選択、さらに、「文字数と行数」タブをクリックして「文字方向」の「縦書き」を選択します。


 

 


 ページ設定できたら、まず「拝啓」と入力を。
 すると、「あいさつ文」ウィンドウが開きます。これを利用すれば実に簡単にあらたまった文章が書けますが、それでは勉強になりません。



 ページ設定のあとで、「ツール」→「オートコレクト」で「入力オートフォーマット」タブを選択、「入力中に自動で行う処理」項の「‘記’などに対応する‘以上’を挿入する」「頭語に対応する結語を挿入する」「あいさつ文を入力する(ウィザード起動)」の3項目のチェックを外します。  すると、挨拶文や結語を自動で入力する機能がオフになります。

⇒ 



 「拝啓」なら「敬具」、「前略」なら「草々」で前文は省略、などなど、先生の口から教えてあげてください。

■書きましょう

 設定が済んだら執筆です。これまで何度もやってきた通り、まずは一気に全部入力します。

 書くのは「頭語」「前文」「本文」「結語」「開催場所・日時」です。催しの名称を見出しのように大きく立てると、はがきを受け取った人が分かりやすくて良いですね。
 生徒たちには、目上の人に情報を正しく伝える招待状と、不特定多数の人に情報を楽しくアピールするチラシとの違いを考えさせてください。

 入力が終わったら書式を設定します。中央寄せ、半角数字の縦中横、ルビ、太字、字下げ等々、これまで学んできたことで充分対応できますよね。

■宛名

 次に宛名を入力します。

 Wordの「ファイル」→「新規作成」で「はがき」タブを選択します。
 「はがき宛名印刷ウィザード」を選択し、「OK」をクリックすると、同ウィザードが起動し、別の窓が開きます。

 (「ツール」の「はがき宛名印刷」を選択しても同じことができます)。

 画面に従っていろいろ入力していけば、下のような雛型ができます。


差出人の住所と名前が入った状態


 次に、相手の住所と名前を入力します。文字の大きさや配置はすでに決められていますので、ただ入力していけば完成です。


相手の住所と名前を入力した状態


 敬称を変更する必要がある場合は、罫線を動かして敬称が入るハコを広げます。差出人の郵便番号等、ほかのハコが動いてずれてしまわないよう、上の罫線と下の罫線、上手にバランスを取りながら動かしてください。

 実ははがき本文も、「ファイル」→「新規作成」で「はがき」タブの「はがき文面印刷ウィザード」から簡単に作れるのですが、いま作ろうとしている招待状にはそぐわない文例・レイアウトばかりですので、このコラムでは触れていません。
 授業では、
「こういうのもあるよ」
 という程度に伝えておいて、年賀状の作成に利用してもらうのも良いですね。



つづく


■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

情報科サブノート

 

 

●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、10月28日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。

 




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