コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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提案4: 文化祭のペーパーアイテムを作ろう
 PCを使って文化祭のチラシや招待状を作ります


第4回 招待状-2

 はがきで作った招待状を応用して、二つ折りのきれいなカードに本文を印刷した紙を挟み、封筒で郵送する招待状を作りましょう。
 結婚披露宴の招待状などのイメージです。かなり本格的になりますよ。


今回作る招待状。規格外のサイズの紙を扱う



■カード形式の招待状

 カード形式の招待状は二重構造になっています。
 外側が、硬くてきれいな紙。内側が、白くて柔らかい紙。
 2枚の紙を重ね、輪にした飾り紐に通して留めるものが多いようですね。

 まずはきれいな色や柄のカードを用意します。文具店やハンドクラフトの専門店などにたくさん売っていますので、好みのものを選んでください。
 市販のカードなら内側の白くて柔らかい紙も一緒に入っています。

 今回は、Wordを使ってこの内側の紙に本文を印刷します。
 はがきや往復はがきと同じサイズなら問題ないのですが、たいてい、カードの中の紙はオリジナルのサイズですので、タテ・ヨコそれぞれ測っておきましょう。

 次に、開くと縦長になるように折るのか、横長になるように折るのか――つまり、上下の段組みにするのか、左右の段組みにするのか――を決めます。縦書き・横書きもここで決めましょう。

 

(左)上下段組みの横書き、(中)左右段組みの横書き、(右。一般的に、上下段組みの縦書きはあまり見かけない



 今回は、左の「上下段組みの横書き」について説明します。用紙の向きや縦書き・横書きを選択するときに任意のものを選べば、好きな形のものが作れますので、応用してください。

■用紙設定

 まず最初に、用紙の大きさを設定します。
 「ファイル」→「ページ設定」で「用紙サイズ」タブをクリックし、「用紙サイズ」のプルダウンから「サイズを指定」を選択し、さきほど測った中紙の数値を入力してください。







 

 次に、余白を設定します。印刷可能な領域をめいっぱい取る方法は提案3「名刺を作ろう」の第4回でご紹介しました。
 今回は、少し紙幅に余裕があるので、「見やすい余白」を追求してください。
 用意したカードの中紙と同じサイズの紙を作って、定規で線を引きながら考えると簡単です。「これじゃ余白ありすぎかな?」というぐらいが案外、ちょうど良かったりしますよ。

 カード形式の招待状は紙の真中で二つ折りするわけですから、1枚の紙を2分割しなくてはなりません。そうしないとどこに折り目が来るか分からず、肝心の文章の真上が折り目になってしまうこともあります。

 素直に考えれば「段組」の設定をすればよさそうですが、段組の場合は、折り目ギリギリまで文字が来るので、少し読みにくくなってしまいます。これを避けるためには強制的に改行を入れて、手動で余白を作らねばなりません。

 そこで、「袋とじ」設定の機能を使います。
 「袋とじ」は紙を二つ折りにするための設定で、折ったほうを「わ」、ステープラーなどで留めるほうを「みみ」と呼ぶ、遠足のしおりなどでおなじみのワザですね。
 しおりを作るときには山折りにしますが、今回は谷折りにしようというわけです。

 「ページ設定」で余白を指定したら、同じ余白タブの中の左下、「袋とじ」にチェックを入れます。



 そうすると、下図のように、見た目には「紙2枚」のような設定になりますので、どこに文章の切れ目を持ってくれば良いか一目瞭然です。
 これなら折り目の前後にも自動で余白ができますので、手動で余白を作る必要がなくなり、便利です。


袋とじ設定したときの画面。折り目の前後にも自動的に余白ができるので便利



■罫線などで飾る

 余裕があれば、全体を罫線で飾ってみましょう。

 

 

罫線で囲んだ招待状。罫線が文字にかぶさるので、文末で強制的に改行し、文頭に1文字分の空白を入れてある


 「罫線」→「線種とページ罫線と網かけの設定」で「ページ罫線」タブをクリックし、「絵柄」のプルダウンから好きな罫線を選んでください。

 

 


 いろんな絵柄があるので、相手によって変えるのも楽しいですね。
 「線の太さ」の「▲」「▼」で太さを変えることもできます。上の例は12ポイントですが、もっと太い設定にすると、ハートマークが大きくなってポップな感じが強まります。

 罫線の種類や太さによっては文字にかぶさってしまうものもありますので、その場合はちょうど良い場所で強制的に改行し、さらに文頭に1文字分の空白を入れてあげてください。

■印刷

 さて、最後に印刷ですが、必ず、同じサイズの紙を何枚か作って試し刷りをしてください。
 市販のカードに、中の紙の予備はありませんよ!




つづく

 

■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

情報科サブノート

 

●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、11月11日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。

 




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