コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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提案6: BBS・チャットを楽しもう
 友だち100人、1000人、1万人できるかな


第5回 BBS−その5

 今回はもっとも悪質な住人と、管理人についてお話します。

■不特定多数に向けた悪意あるイタズラ 〜 URLはクリックしない!

 さて、「もっとも悪質な住人」とは誰のことでしょう。

 答えは、jpgの画像のURLを貼り付けた、「鶴亀寿」さんです。

 この人の次に書き込んでいる「正義の味方」さんによれば、「鶴亀寿」さんは、ウサギ便の話題に便乗して、ウサギの死体の画像をリンクさせているようですね。
 もし「はるるん」さんが、うっかり信用して見てしまった場合の精神的ダメージはおそらく大きく、しばらくは夢に見たり、肉が食べられなくなったりするかもしれません。
 また、BBSという、世界中に開かれた場所にURLを書いた以上、誰がひっかかるか分からない無差別攻撃です。

 残念ながら、このような悪意あるイタズラはしばしば見受けられます。
 何が楽しくてやっているのか分かりませんが、グロテスクな画像をアップロードしたWebページや、ブラウザクラッシャー(ブラクラ)と呼ばれるWebページにリンクを貼る人の多いこと。

 アダルトサイトや出会いサイトの業者が、

> 私、ここで彼氏ができちゃった!

> 超!簡単な副収入見つけたよ。これで月に小遣い10万円も稼いじゃった。
> みんなもやってみ!


等、一般ユーザを装った文言で、有害サイトに誘導していることもあります。

 一番の防衛策は、BBSの中で紹介されているURLを 無防備にクリックしない こと。


 ただし、せっかくのインターネットなのになんでもかんでもリンクを無視するのはもったいないですから、ドメインを見たり、URLのローマ字を読んだりして、「ぜったい大丈夫」と思えたら行ってみましょう。
 BBSのほかの住人が、リンク先を見て書き込む感想を読んでから、という手もあります。
 どうしても判断つきかねる場合は、信頼できる大人に相談してみること。


※参考
【ブラウザクラッシャー 〜 Wikipedia】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%A9
さまざまなブラクラのタイプを紹介するほか、防衛策も

【検索の達人をめざせ「この情報は信用できる?」】
http://www.helpfulnotes.info/jyohoka_db03_a3.html 当サイトのコラムから。ドメインはひとつの判断基準です



■参考サイトを紹介したいときは

 さて、そうなると、自分が参考サイトを紹介したいときにどうするか悩みますね。URLを書いても、用心してクリックしてもらえなければ意味がありません。

 参考サイトを紹介したいときは、ただ、

> ここいいよ。
> http://www〜〜〜

 と一言で済ませるのではなく、

> ウサギ便のことだったら専門サイトがあるよ。
> ここの管理人、便秘解消に燃えるあまり医学部に入っちゃったんだって。
> 自分は「食生活」と「運動」のコーナーが役に立った。
> http://www〜〜〜


 このように、そのサイトの概要を書き添えます。
 ただし、その文章を信用してもらえない場合もあることを覚悟しておきましょう。教えてあげた相手が、結局そのサイトを見なかったからといって、キレないように。

■管理人として

 さて最後に、管理人としてはどう振舞えばいいのかを考えましょう。

 ブログやソーシャル・ネットワーキング・サイトなどのコメント機能もBBSと似たメリット・デメリットがありますので、若年者も管理人としての心得を求められる場面が増えています。

・ルールを明記する
 「ここはゲーム『○○○』のファンが集まるBBSです。ファンのBBSなので批判はほかのサイトでしてください。まだクリアしていない人のために、裏技や結末を書くのはやめてください」等、ガイドラインを設け、明記しましょう。管理人なのですから、方針は自由に決めて大丈夫。

・必ず返事する
 自分のサイトに興味を持ってきてくれた相手なのですから、返事は必ずしましょう。

・すぐキレない
 初対面なのになれなれしい口調で書き込まれた、ハンドルネーム呼び捨てにされた、あるいは“ちゃん”付けされたという程度のことで「非常識な人とは話したくありません」と一刀両断する管理人もたまにいますが、それでは逆に「何様?」と言われてしまいます。幼い書き込みには、大人の態度で返しましょう。

・やたらと削除しない
 気に入らない書き込みをされた、批判されたというだけで削除する人がたまにいますが、褒め言葉しか受け付けない人のところへは誰も集まらなくなります。意見交換の場を提供した以上、活発なやり取りが続くようにしましょう。規定に反する書き込みがあっても、重大なルール違反でない限り、まずは警告や指導をします。削除は最終手段です。

・放置しない
 設置した以上、責任を持って運営しましょう。ほったらかしにしておくと、ほかの人に乗っ取られるかもしれませんよ。

・困ったら大人に相談する
 毎日のように来ては荒らす人がいる、アダルトサイトの宣伝を書き込みつづける業者がいる等の場合は、信頼できる大人に相談しましょう。IPアドレスを割り出して公表するなどの“制裁”は相手を逆上させるだけですし、そもそもIPアドレスは個人情報なので、たとえ管理人であっても公表してはいけません。情報科の先生や家族などに相談し、「できる限り話し合い、諭してみる」「アクセス制限をかける」「BBSをいったん閉鎖する」等の対策を話し合ってください。


■BBSは怖くない

 ここまで、最悪のケースを提示して、こと細かにマナーやエチケットについて述べましたが、がんじがらめに考える必要はありません。
 最初に揚げた例はあくまでも架空のもの。あそこまで悪意ある人ばかりが集まるBBSはそうそうないのです。
 いざトラブルになりそうになったとき、「そういえばそんな話も聞いたことがあったっけ」と思い出す程度で大丈夫。

 話の合う仲間を見つけて、友だちをたくさん増やしてくださいね。

 次回は、BBSのマナーを踏まえ、チャットでのルールについてお話します。



つづく

■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

情報科サブノート

 

●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、4月14日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。

 




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