コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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提案7: 校外学習に行こう

 PCを使って、遠足、修学旅行、合宿等の事前事後学習をしましょう。
 今回は序章として、全体の流れを俯瞰しておきますので、校外学習の日程に合わせ、コマ数を決めてください。



序章 今回の学習の流れについて

■はじめに

 遠足、修学旅行、合宿など、校外学習には、「人間関係のきずな作り」「集団生活の訓練」「学校生活の思い出作り」「国際理解」「自然に親しむ」「スポーツ体験」等、学校ごとにいろいろな目標があります。

 主役である生徒たちは「友だちとのきずなを深める」「すてきな思い出をたくさん作る」という楽しさに目を奪われがちですが、学習の一環としてとらえるのであれば、これほど無限の可能性を秘めた行事はないわけで、まさに「おもしろくて、ためになる」理想の学習チャンスと言えるでしょう。

【参考】
財団法人 全国修学旅行研究協会のサイトより
修学旅行HPコンクール
http://shugakuryoko.com/var/page0902convention.htm

■今回の学習の流れ

 今回の学習は、座学、実践(PC操作)、実地(当日の行動)などを組み合わせた総合的なものとなります。

 このコラムでは、「国内の修学旅行で、班単位の自由行動が1日ある」というシチュエーションを設定することにしました。
 自由行動の1日を主体的に過ごすと同時に、いっそうすてきな思い出になるよう、しっかり事前事後学習しましょう。

【第1章】
行き先調べ-1
 ・県単位・地域単位でおおまかに、気候風土、歴史、文化などを知る。
 ・どのような土地なのか、ある程度理解しておく。
 ・必要に応じて図書館等にも行くこと。

行き先調べ―2
 ・1で調べたことをもとに、見たい場所や施設を絞り込む。
  観光情報など、旅サイトも活用。
 ・県内・市内での移動方法も検索。


【第2章】
自由行動当日の企画書作成
 ・見学したい場所を無駄なく回り、
  学校指定のゴール地点に至るローカルな移動手段の時刻表などを検索。
 ・見学する場所や施設でのすごし方、見るべきもの、やるべきことを決める。
 ・食事する場所も探しておく。
  飲食店が多い繁華街等の場所の見当をつけておいたり、
  インターネットの飲食店ガイド等を使ってみたりする。
  せっかくだから地元の名産を食べてみては。
  もちろん、なぜそれが名産なのか、歴史をひもときながら。
 ・予算をたてる。交通費、入場料、昼食代。


【第3章】
行動する
 ・プリントアウトした企画書、予算案を持って出かける。
 ・あれば電子カメラやICレコーダーも持ち、行動を記録する。
 ・予定通りに行かなくても、教師は叱らない。
  トラブルも旅の楽しい思い出になります。
  (宿の門限や集合時刻に遅れる、チェックポイントの通過を省くなどの
   重大なルール違反は別)
 ・時間が押した場合、何を削るかは生徒の自主判断に任せる。

【第4章】
振り返る
 ・プレゼンテーション用の資料作り。
  Microsoft PowerPointやMicrosoft Wordを使って当日のことをまとめ、
  発表する。
 ・決算報告書も作成する。
 ・班単位での資料以外に、ひとりひとりがレポートを作成することで、
  「すべて一手に引き受ける子」「何もしないで見ているだけの子」等の
  不均衡をなくす。
 ・クラス全員のレポートを1冊にまとめる。
  写真もあわせて掲載すれば、思い出の1冊のアルバムが完成する。

■辺留府高校、西へ行く

 今回、辺留府高校の2年生は、2泊3日の修学旅行で京都と広島へ行きます。

・1日目……午後、京都着。全体で京都市内見学。
      京都市内のホテルにチェックイン。
      夕食後、夜間自由行動あり。

・2日目……午前9時チェックアウト、ホテル発。終日班単位で自由行動。
      午後5時までに広島市内のホテルにチェックインすれば、
      それまではどこを見学していても自由。
      ただし、事前に教諭検閲を通過した企画書に沿って行動する。
      企画書にあわせ、新幹線のチケットは配布するが、
      在来線やバスの運賃は自己負担。

・3日目……全体で広島市内見学。
      午後、帰路に。


 このコラムで取り上げるのは、2日目の行動計画についてです。
 午前9時に京都市内のホテルを出、午後5時に広島市内のホテルに到着すれば、何をしてもよいとのこと。

 京都市内をもっと見学してもよし、舞鶴や奈良に足を伸ばすもよし、広島まで、大阪・神戸・倉敷・尾道etc.,etc.で途中下車するコースにしてもよし、午前中にさっさと広島市まで行ってしまって、広島市内や宮島をゆっくり見学してもよし。

 選択肢が多くて、とても楽しそうな修学旅行です。
 さて、辺留府高校の生徒たちは、どのように計画を立てるでしょうか。
 次回以降、具体的な進め方を見ていきましょう。


つづく


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情報科サブノート

 

●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、5月26日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。

 




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