コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
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提案7: 校外学習に行こう
 PCを使って、遠足、修学旅行、合宿等の事前事後学習をします。
 第1章では事前学習についてお話します。



第1章 行き先はどんなところ?

 §2 行き先調べ-2


■時刻表調べ 〜 まずは“お尻”から

 いよいよ時刻表を調べます。
 9時に京都のホテルを出たら、9時21分京都発の岡山行きひかり号に乗って〜、と、つい、順を追って調べたくなりますが、ちょっと待って。

 この日、何があっても、全員が必ず守らなくてはならないのは、集合時刻。
 午後5時に広島市内のホテルに到着するためには、何時にJR広島駅に到着していなくてはならないか?
 ここから逆算する方法をとったほうが確実です。

 ホテルはJR広島駅から徒歩10分。
「広島行ったことないから、地図見ても、ホテルまでの道が分かんないかも……」
「わたし方向音痴」
「わたし、地図読めない」
「それに、ジャスト5時に到着したんじゃまずいよね。5時5分には点呼でしょ。チェックインに時間がかかったら、点呼に遅刻する」
 というわけで、マリモ班は、午後4時半、つまり16:30までにはJR広島駅に着こうと決めました。

 こうして“お尻”を決めたら、あとは時刻表をたどっていくだけ。
 マリモ班が調べた結果は以下のとおりです。


  15:40 フェリーで宮島発
  15:50 桟橋着、徒歩でJR宮島口駅へ(所要時間約6分)
  16:02 JR宮島口駅発、山陽本線
  16:28 JR広島駅着

 これで、この日最後の交通手段のスケジュールが立ちました。


 ●指導ポイント

 最終的にはPCで企画書を作りますので、時刻表に印をつけるだけにせず、逐一メモとして残すようにしてください。メモ用紙は、紛失しないよう“紙片”ではなく“帳面”を用意したほうが良いでしょう。


■時刻表調べ 〜 同じことをPCを使って

 同じことをPCを使って調べます。「○時までに××駅に着きたい」という検索をインターネットでやってみましょう。
 路線・時刻表検索のサイトで、出発駅・到着駅・出発時刻あるいは到着時刻・旅行の日にちを入力します。

 運賃や所要時間が表示されたり、出発・到着各駅の時刻表や周辺情報へのリンクが張られていたりと、ネットでの路線検索は非常に便利です。

【参考】
Yahoo!路線情報
http://transit.yahoo.co.jp/

路線検索 時刻表 - goo 路線
http://transit.goo.ne.jp/

えきから時刻表
http://ekikara.jp/


 ●指導ポイント

 乗りたい路線が決まっているなら、その鉄道会社のサイトも見てみるように言ってあげてください。このケースでは『JRおでかけネット( http://www.jr-odekake.net/mydia/ )』が便利です。


■時刻表調べ 〜 次に“あたま”から

 次に、目的地に最短で着く方法を考えます。出発地点である京都市内のホテルからJR京都駅まで徒歩10分。
 9時に解散するので、9:16の博多行きのぞみ号に……と思いきや、姫路は通過。9:21発の岡山行きひかり号に乗りましょう。姫路着は10:16。


 ●指導ポイント

 紙とネット、双方の時刻表の使い方を覚えたら、使いやすいほうだけをずっと使うのではなく、紙担当とネット担当を分担させたり、ネットの結果を紙で確認したりと、並行して進めさせてください。


 さて、姫路と宮島、それぞれで2時間はほしいところです。
 10:16から15:40の間は5時間24分。ここから各2時間の観光を引いて残りは1時間24分。
 広島に着いたら広島焼きでお昼ごはんにすることも忘れてはいけません。

 ところで、姫路から宮島まで、何分くらいかかるのでしょう?
 ここで先ほどのインターネットによる路線検索です。とりあえずJR姫路駅からJR宮島口駅までを検索してみてください。
 所要時間を調べるだけなので、日時は入力しなくてかまいません。

 どのような結果が出ましたか?
 どの新幹線を使うかにもよりますが、1時間半から2時間以上かかるようですね。さらにここからフェリーです。
 残念ながら、時間はまったく足りません。

 マリモ班は、悩んだ挙句、「どちらかをあきらめる」という苦渋の決断を下しました。
 そこで、どちらに行くか決めるため、双方の観光情報を調べて比較することに。
 次回のミーティングまでに、各自がどちらに行きたいか、その理由も記したレジュメを用意し、発表しあうことになりました。


 ●指導ポイント

 この場合に限らず、行き先について調べたらレジュメを作るように指導し、最後にそのレジュメを回収します。どのツールをどう使って情報を収集したか、採点の基準にしてください。



つづく

 

■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

情報科サブノート

 

●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。次回の掲載は、6月23日(金曜)の予定です。シリーズは複数提案による長期・多回数の予定です。

 




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