コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
コンピュータと情報教育のためのHelpfulnotes
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 


提案7: 校外学習に行こう
 PCを使って、遠足、修学旅行、合宿等の事前事後学習をします。

第4章 報告書を作ろう

§1 プレゼンテーション用資料を作ろう


■見やすいスライドを作るコツ


 大勢の前で発表する資料はMicrosoft PowerPointなど、スライドが作れるプレゼンテーション用ソフトで作ります。

 スライドは、後ろのほうの席の人にもよく見えるよう、以下のことを心がけて作りましょう。

・文章は少なく短く、要所だけ押さえる
・文字を大きくする
・掲載する写真や図は大きく、数は少なく
・色数を多くしすぎない
・背景と文字の色にメリハリをつける

マリモ班が作ったプレゼン用スライド

上記画面をClickしてください。
リンクされたページがスライド風に
5秒ごとにページが 切り替わります。
もし切り替わらない場合は、Clickしてください。

※ スライド内で使用した画像は以下のサイトで公開されているものです EyesPic - フリー画像素材 http://eyes-art.com/pic/



■文章は短く

 ご紹介したマリモ班のスライドでお分かりのように、プレゼン用の資料は簡潔であればあるほど良いものです。発表しようと思っている事柄のタイトルを書くだけでかまいません。
 2ページ目にいたっては、京都で行った先の名称しか書き出されていませんが、それぞれの場所で何があったかは、口頭で発表すれば良いのです。

 手元に配布するための資料はもっと詳細なものを作る必要がありますが、それについては回を改めて……。

 さて、良いプレゼン用スライドは、

・映った瞬間に、これからどんな話があるのか、聴衆が一目で理解できる
・このプレゼンがこれからどんなふうに進んでいくのか、発表中に聴衆が把握できる

 というもの。

 3ページ目で言えば、聴衆は、スライドが映った瞬間に、「これからマリモ班は厳島神社について発表するんだな」ということが分かります。
 また、マリモ班が厳島神社について発表している間、「あとで平家ゆかりの史跡についても説明があるんだな」ということも分かります。

 文章は短く――というよりもむしろ、文章を書いてはいけません。
 ただし、「文章を書かなくて済むなら簡単そう」とは思うなかれ。
 発表内容がビシッと決まっていないと、作れませんよ。


■レイアウトは統一する

 表紙を除く全ページで、レイアウトや色づかいは統一しましょう。
 ページごとに、題字の大きさが違っていたり、箇条書きにした小見出しの位置が変わっていたりすると、聴衆に不要なストレスを与えてしまいます。

 マリモ班のスライドは、
・題字は上部中央で44pt
・箇条書きの小見出しは左寄せで32pt
・写真は「1.右」「2.下」の順で優先順位をつけた配置
 という一定の条件で作られています。

 4ページ目の文字数が多く、写真が小さくなってしまったのは残念ですが、写真が1枚もないよりは良いですね。工夫して上手に入れました。

■発表の工夫

 ただし、一瞬で読み終わってしまうスライドと、口述発表だけのプレゼンテーションは、正直言っておもしろくありません。
 手元に配る資料に工夫を凝らしても、ずっとうつむいたまま話を聞いていると眠くなってしまうのは若者も大人も同じ。

 プロジェクタをもうひとつ用意し、そちらでは撮影した写真を適宜上映してみては。
 京都篇で、二条城の説明をしているときは二条城の写真、清水寺の説明をしているときは清水寺の写真を写すだけでも、聴衆の興味はぐっと変わってきます。
 ただし、現地で、「あとで発表する」という意識を強く持って撮影をしておく必要があります。  記念写真やスナップ写真ばかりでは校外「学習」とは言えませんね。

 また、レポート執筆用に録音しておいた「インタビューごっこ」の音声を編集して流すのもウケます。

 スライドは簡潔に、内容は吟味して、いい発表をしてください。



つづく



■大日本図書(株)による企画・編集/先生のための情報科の副教材
―高等学校「情報科」(A・B・C)の内容を網羅したソフトウェア集―

情報科サブノート

 

●”高校の情報科のための授業ネタ”は、毎月、第2週・第4週の金曜日にシリーズで掲載(隔週掲載)されます。

 




Copyright (C) 2006 helpfulnotes. All rights Reserved.