第1章 準備と設定
■第1回 準備と設定
◆この講座は、WordのWebページ作成機能を見直してみたら、 ”案外、Wordは使えじゃないか!”という驚きが、その一番の動機で始めた理由です。
例えば、
スタイルや文字のスクロール、音楽の挿入や動画までが簡単操作でできます。 Wordがあれば…、 そしてWordの知識が少しでもあれば、
高価なホームページ作成ソフトを買わなくとも、かなりのレベルで代替となる機能を使用することができるというのは、それはありがたいことだと思うからです。
ただし、WordのWebページ作成機能を使う上で、多少の手続きはいります。
――「HTML Filter2.1」を使用し最適化すること(=決して難しくない。講座の章の中で後述します。)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=209ADBEE-3FBD-482C-83B0-96FB79B74DED&displaylang=JA
(ダウンロードセンター :HTML Filter 2.1 for Office 2000 ※Word2002には、最初から組み込まれています。)
――その点をよく踏まえて使用すれば、
さらにひとつ上を目指したWeb作成を、スマートで容易にするソフトを手にすることになるでしょう。以下、手順を追って説明していきます。まず準備と設定です。
@Wordを起動します。メニュー[ツール]⇒[オプション](図:1)を選択し、
[オプション]のダイアローグ(図:2)が表示されたら
タブで全般の設定を行います。
(図:1)
そこで、「HTML関連は単位にピクセルを使う(X)」(図:2
A)にチェックを入れます。
(図:2)
A上記@の[オプション]⇒タブ[全般]の設定[Webオプション](図:2 B)をクリックします。
以下[Webオプション]のダイアローグが表示されますので、
[一般]のタブで「以下のブラウザで表示できない機能を無効にする(D)」のプルダウンメニューからMicorsoft
Internet Explorer4.0 と Netscape Navigator4.0を選択します。
(一世代以前のブラウザに合わせることで、使える最新の機能はある程度制約され限定されるますが、
作り手の一方的な満足よりも比較的広範なブラウザでの表示を問題なくさせるためです。)
(図:3)
B上記[Webオプション](図:3)のファイルのタブで以下の項目にチェックを入れます。
(図:4)
ファイル名と保存場所:
「フォルダ内でサポートされているファイルを並べ替える(S)」にチェック
チェックを入れることで、同階層内に画像用フォルダーが別途自動的に作られ、そこに画像ファイルが仕分けされます。
利点はhtmlファイルと画像ファイルを混在させることなく区別でき、ファイルの種類ごとの整理ができる点にあります。
「長いファイル名を使用する(L)」にチェック
チェックを入れると、上記「フォルダ内でサポートされているファイルを並べ替える(S)」に関連して作成される画像用フォルダ
に「○○○.files」というように「.files」(ドット+files)が余分についてきます。
上記「フォルダ内でサポートされているファイルを並べ替える(S)」に関連して、チェックを入れるという理解で十分です。Word2000ならではのことか…。
※ちょっと理解し難いかもしれませんが、あえて言えば、
反してここでチェックを入れないと、
Wordでwebページを作成する場合は、フォルダが自動生成されるときにエラーとなり、半角8文字以上のフォルダが作成できなくなるからです。Word2000ならのではことか…。
「保存時のリンクを更新する(U)」にチェック
※詳しくは「HTML
Filter2.1と保存」のところで説明します。、
標準のエディタ:--基本的には、任意。
「Officeで作成されたWebページの標準のエディタとしてOfficeを使用(O)」
「その他の全てのWebページの標準エディタとしてWordを使用(W)」。
デフォルトでチェックが入っているはずです。そのままで結構です。
C[Webオプション]のタブ[図]で、表示するモニタの画面サイズを想定します。
※ホームページを閲覧するユーザーの個々のデスクトップ環境は、まちまちです。
その意味で画面のプロパティが どの辺にあり、基準をどこに置くかという問題です。
ここでは、一応の目安として比較的一般的だろうとされる800X600くらいで良いでしょう。
(図:5)
D上記Cでの設定を終えたら、
[ツール]⇒[オプション]⇒[互換性]のタブで、
バクスラッシュを円記号(\)に変換するのチェックをはずします。
ファイルの位置を表すパス表示についての設定ですが。
windows以外のOSでも問題なくパスの互換性をとるためにチェックをはずします。
(図:6)
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